2019.09.05

WACCAコンソールの動作に関する調査と結果報告

皆様こんにちは WACCAプロデューサーの横山です。

7月23日に投稿させていただきました下記ツイートについて


「一部の筐体においてWACCAコンソールの動作が不安定である」事象をWACCAチームでも確認し、本日まで調査並びに原因特定・対策を検討してまいりました。

上記について対策を講じ、一定の解決を図ることが出来ましたため
こちらにて状況の報告をさせていただきたいと思います。


確認できた事象は大きく分けて以下の2点がありました。

【事象①】

  • 発生していた不具合

・WACCAコンソールを長押しした際、2秒程度でオフになってしまう場合がある
・上記の不具合を発生させたまま稼働し続けるとWACCAコンソールがランダムに反応しなくなる

  • 原因と対策について

WACCAは、正確なタッチ動作のため、
ゲーム起動時及びテストモード(※店員さん向けの設定モードです)から離脱する際に
タッチパネルのキャリブレーションを行っています。

この、「テストモードから離脱する際のキャリブレーション」が
正常に行われない筐体が存在し、不具合を発生させていました。

上記は、タッチパネルに用いられているファームウェアに
一部意図しない挙動を行うものが含まれていたためで、
生産タイミングや地域など関わらず、
無作為な筐体のみで不具合が発生しており
原因の特定及び発覚が遅くなってしまいました。

こちらの問題は、筐体の再起動で対策することが出来たため、
一時的に、店舗の方へ「テストモード遷移後は再起動していただく」旨を
アナウンスさせて頂いていました。

その後、該当の筐体でも正常にキャリブレーションを行える処理を加えた「ver.1.00.01」を
緊急パッチとして7月26日より配信いたしました。

パッチ配信後は、再発している筐体がないか監視を行い、
現在は全ての筐体で上記問題が発生しないことを確認しております。


【事象②】

  • 発生していた不具合

・WACCAコンソールの左右どちらか半分がオンになり続けてしまう
・タッチした部分から大きく離れた箇所のWACCAコンソールが反応する

  • 原因と対策について

タッチパネルのセンサーをつなぐ中継基板のアクシデントにより発生する問題です。

筐体の電源切断時に発生するランダムな通信データによって
稀に中継基板のパラメータが書き換わってしまう事象を確認いたしました。

上記によりタッチパネルが意図しない挙動となり、
WACCAコンソールの左右どちらかが完全に動作しない、
タッチした箇所と異なる箇所が反応してしまう
など、中継基板を経由しているタッチパネルに悪影響を及ぼしてしまっておりました。

こちらの不具合は、発生頻度こそ極稀なものの一度発生すると再起動しても元に戻らず、
発覚した筐体の基盤交換を行うことで対応させていただいておりました。

上記については、9月3日に配信した最新パッチ(ver.1.00.02)にて
基板のパラメータが異常な場合は正常値に書き換えを行う処理を加え、対策といたしました。



顛末のまとめとしては以上となります。
発覚から報告までが遅くなってしまい申し訳ありません。
万全な対策を行いたく、慎重に対応をさせていただいておりました。

この度はプレイヤーの皆様、また店舗の皆様に多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、
深くお詫び申し上げます。
上記の通り対策を講じ、今後も安心して遊んでいただけるよう努めてまいります。

また、再起動処理等のお願いに応じてくださった店舗の皆様に、
この場をお借りして御礼申し上げます。

引き続き、WACCAをご愛顧頂けますよう、よろしくお願いいたします。